2010年11月アーカイブ

不動産を資産という視点から見ると、衰退する運命にある街の住宅、不動産はまったく「資産」とは呼べません。不動産を選ぶとき、一番重要視しなければいけないのは、物件そのものではなく「街」なのです。よく不動産は立地を選べといわれますが、その前に「街」を選ばなければいけません。物件が多少性能が低かったり古くても、街そのものがよければ「資産価値」は維持できます。

旧来からの歴史ある街で、最近の再開発エリアをみてみると、あまり資産価値のある街としては取り上げられない、観光地化してしまっているといわれる隅田川沿いの街は、様々なところで取り上げられていますが、本当に資産価値が無いのか、・・・・・・・決してそんなことは無いと思います。現状も魅力的だし、将来にわたっても、そこに住まわれる方が創っていく街なのですから、都市基盤はしっかりしているし、固定化してしまっているといわれる下町の方と(実際そうなのかそこに住んでいないのでわかりませんが)新興の方がうまく融合できれば、これからに十分期待できるのではないでしょうか?

歩道がしっかりと整備されていて非常に気持ちのいい沿道です。犬の散歩やジョギング、普通の散歩も快適にすることができそうです。なんといっても近隣は江戸時代の息吹があちこちで感じられる、歴史散策にはもってこいのエリアです。ところどころにベンチやテーブルなどもあり、ピクニックにもいいところでしょう。時たま潮の香りもまじり、海への船のエンジン音も快適に響きます。首都東京の騒音がほとんど聞こえず、驚くほど静かなのが不思議なくらいです。花火大会のときは大いに活気がみなぎると思いますが、普段は穴場な静かな落ち着きのあるところではないでしょうか。

帝都東京の門

勝鬨橋:東洋一の可動橋

東京駅

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いわずと知れた東京駅舎。ほとんどの成人日本人はこの建物を見て「知らない」とは言わないでしょう。巨匠・辰野金吾による設計で、いくつかの似たような建物も設計しています。辰野先生の設計には「日銀本店」もあります。

2009年3月1日の読売新聞に面白い記事が載っていたので紹介させてください。昭和32年に読売新聞の投書に寄せられたものだそうです。今からたった?50年ほど前の投書です。以下記事からの引用です。

「丸ビル、新丸ビル、国鉄、中央郵便局など大建築物の建ち並んだ東京駅前の景観は近代都市美の象徴として日本一のものであろう。その間にあって東京駅のあの怪物のような赤い建物は、完全に周囲の風景と反発している。ただ官力の偉大さを誇示しようとした明治時代の遺物であって、今日では何のとりえもない」とのこと。つまりは時代錯誤的な駅舎を建替えなさいと主張しているのです。


ここで反論を唱える読者もいたようで、「周辺のアメリカナイズされた建造物の白々しさに対して、東京駅こそ重みがある」とのこと。

近代都市美といわれたビルはなくなり、最後に残った中央郵便局を保存すべきかどうか?50年後の読者はどうすべきであったと答えるか・・・と結んでいます。

皆さんはどうお考えですか?

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